染の技術と歴史

染めの技術と歴史

染めは地域や時代により独自の技術が発展し様々な染色法法が生み出されました。
特に日本での染色、藍染を中心とした染裕が行っている染めの技法を中心に
ご紹介したいと思います。

染めのはじまり

縄文から弥生時代の染めは自然界の草花や木皮、土などを布に直接こすりつける「擦り染め」(すりぞめ)を利用したそうです。染めるというより、色素を擦り付けて装飾した程度だと思われます。仏教が伝来され大陸から帰化した人々から、養蚕や染色の技術が大和に導入されました。「擦り染め」より染まりの良い「浸し染め」(ひたしぞめ)や、より色素を定着する「鉄媒染」や「灰汁媒染」(あくばいせん)などの「媒染」も使われる様になったようです。
 初期浸染では、赤は茜、紅花、蘇芳(すおう)、黄は刈安(かりやす)、黄蘗(きはだ)、青は藍をもって染めらたそうです。※この時代の藍染は生葉染でした。

大陸から伝わった染色技法・三纈(さんけち)

最も古い模様染めに、描き絵と摺り絵があります。この後に三纈(さんけち)と言われる、絞纈(コウケチ・絞り染め)、きょう纈(板締め)、臈纈(ロウケチ・ろう染め)が用いられました。8世紀頃の天平時代に大陸から伝わり、これらの模様には唐風のスタイルが強く見られました。正倉院宝物の染織品に見られるこれらから、日本の染色のはじまりを見る事ができます。

平安時代の始めに遣唐使が廃止され、日本独自の文化が発達してこの三纈からさらに複雑な表現の「辻が花染め」が生まれました。江戸時代に入るとさらに洗練され、友禅染めなど独自の表現が生まれ、武士の裃文様から緻密な型紙(江戸小紋)、庶民の生活の中には中型や藍染の筒描が愛されました。

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